以下は持続化補助金セミナー冒頭部分ですが、内容は以下のコラムの補助金と助成金の概要です。
前回までで
経済産業省 補助金 内容主義 現金資産は減る
厚生労働省 助成金 要件主義 現金資産は増える しかも現金に紐はついていない
ということで、厚生労働省の助成金の方がリスクは少ないと申し上げました。0とは言っていません。
・・・と、ここで、このようにリスクは0ではないが低い、紐付きでないので、現金が貰えるので有利だと言うと「話がうま過ぎる」と言われる方もおられるかもしれません。
でも、これは、真実なのです。良くあるコンサル会社のホームページのキャッチの「返済不要のリスクのない資金」に助成金の場合は近いのです。
なぜかを解説します。(この真実はまさにここでしか読めません、と自信を持って言わせて貰います)
それは
・国側から見れば「それでも」費用対効果が大きい。
・これは誘導効果を狙ったものである。
ということです。
費用対効果の方から説明しましょう。
まず、雇用による経済効果があります。給与で貰った分を消費します。
でも、経済効果と言うなら経済産業省補助金と同じじゃないか?と思われるかもしれません。
そうです。助成金の方はもうひとつ裏側のロジックがあるのです。
では、助成金で、雇用維持がなされなかったらどうなるでしょうか?
それらの人はいずれハローワークに来て失業率に反映され、雇用保険の失業給付を貰うでしょう。
失業者が多ければ、ハローワークの職員数も増やさねばならないかもしれません。
経済産業省のものづくり補助金には、この裏側のロジックがありません。
設備投資がなされない事業所は、なされないだけです。0→0ということです。
ここまで理解できましたでしょうか?
次に後段の誘導効果の項です。
65歳以上の雇用で説明しましょう。今は、実質努力義務です。
努力義務の内に先だって雇用継続を実施する企業に出るのです。
すると(うまくいけば)それが徐々に追随企業が表れ常識の世の中になります。
追随していかないと、この雇用条件が採用の際の応募の際の人気に響いて来るからです。
極論するとある程度の比率まで行けば、国は「もう、そうしないとだめよ」と法制化すらできます。
しかし、助成金が出るのは先だってやった企業だけです。
ということは、追随した企業の雇用保険料は助成金効果で国は保険料を得られたと言えます。
言い忘れましたが助成金の財源はこの雇用保険料です。
この追随効果は補助金側にもあることはあります。
ここで、「いずれ世の中がそうなるならば」「やった方が得」のような言い方をしました。
じゃあそうならなければ?
雇用した分、あるいは、制度を引いた分、窮屈になるのでは?と疑問符をつけられる方がいるかもしれません!
その通りです!池上さん流に言えば
「良い質問ですね!」
それは、その通りです。ですから当社では、今後の世の中どうなるかという視点で、前向きには勧めていない助成金もあります。
例えば
女性活躍加速化助成金 △
両立支援等助成金 △
としています。
とも政治の責任です。
女性活躍加速化助成金・・・政治・行政ともに女性の活躍比率は、先進国で最低です。
女性の大統領、首相になるレースでは、多分最下位になるのは日本か中国でしょう。
上の姿勢が変わらないのに、下々はその空気にはならないでしょう。
両立支援・・・これも規定類を整備しても介護・育児で預けるハードがなければ、復帰に向けて逆に従業員に苦労をかけるでしょう。
だからこそ、あのブログ女性の「幼稚園落ちた、日本シネ、私活躍できないじゃないか」の蜂の一刺しは安倍さんに利いたのです。
当サイトから見れば、「今年を代表する言葉」「国民栄誉賞」ダブル受賞です。
次ぎは、助成金の意外なリスクです!
ここまで、内容主義(補助金)と要件主義(助成金)の違いと、助成金の方がリスクが少ない、経営にも効果的と述べてきました。
ところが意外なリスクがあるのです。
補助金と助成金のシステムを電車のダイヤに例えますと、助成金列車の方がダイヤが乱れやすいのです。
年中運行の助成金の方が乱れるとはどういうことでしょう?
それは主に
・燃料切れ
・人身事故
です。
燃料切れとは、有利過ぎて、リスクがなさ過ぎて、乗客が一気に乗ったための燃料切れです。
今年年初に出た介護の助成金では、いまだに採択決定が出ていません。年間予算をも一瞬で突破してしまったのです。これは設計側のミスです。そうなると審査個所がフリーズしてしまうのです。一向にスピード審査がなされないと言うことがままあります。
次に、
人身事故とは年度途中で、不正や有効な抜け道が見つかると、それを防ごうと、審査の度合いや運用時の厳しさが変わるのです。
これらは制度が要件主義だからこそ起こる弊害です。そういう面では補助金電車の方が業務がこなれています。
しかし、これらは、本質的なリスクではありません。もともと貰えるお金がプラスアルフアなのですから
言えるのは資金繰りの当てにはするなということですね!
では、この数回にわたった助成金有利と言う主旨のコラムの中で、事業主に求められることは何でしょうか?
それは助成金は
・リスクは少ない
・政府の誘導措置で、最新の労務施策を先んじてやってくれる事業主に、奨励金のような形で資金使途自由な形で資金を渡す。
分かりますね。分からない?あなた理解していませんね。
それは、助成金と言う要件主義の資金に、「制度が出たら、(そして、それが理解出来たら)早く動け」ということです。
結論は早く動くと言うことも要件であり法律行為だと言うことです。
皆がやってからと考えたらもうその制度は終わっています。それが証拠に毎年助成金は制度が変わります。
当社では9月より
・業務改善助成金 ・キャリア形成助成金 ・キャリアアップ助成金
・女性活躍加速化 ・65歳超雇用推進 ・職場定着支援
の申請書記入マニュアルを発刊し、これ以降も
・両立支援等助成金マニュアル
・キャリアアップ助成金 人材育成コース(感謝月間特別無料)
・厚生労働省助成金獲得の新理論
というノウハウ電子ブックを発刊します。このコンテンツ開発能力は他には類を見ないと思っております。
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