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「今最も必要なこと」24 事業継承戦略について2


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事業継承戦略について2

 

3.ベンチャー企業の人材育成と課題


ここで、このジョブ型雇用、オープンリソースに当てはまらない事業所がある。
それは、
*時代の最先端を行っている事業所
*まさにオンリーワンの事業所
である。これらの企業が経済を引っ張っているともいえる。
業務の技術を定式化できない理由は、最先端事業所はまさに日々試行錯誤で新しい事業を
しているからである。また、オンリーワンであるが故にそのノウハウは極秘にしておくべ
きものという面もある。となると国の支援策は使いにくい。また、定型的業務というのが
ないのだから OFF­JT も当てはまりにくい。このような最先端業種は、次に流行りそうな事
象のセミナーを個々の社員から上げさせて、外部研修に派遣するという形を取る。
特に難しいのは業務の棚卸しである。日々進化しているからである。
しかし、このような事業所もどこかで時を止めて、事業の中身、技術を棚卸して、次世代
に伝承していく必要性はある。
この類型の事業所の場合の技術の棚卸しはどうしたらいいのだろうか?
私の経験からは ISO や経営革新法の取得など皆で上位規格に挑戦するというのが効果的で
ある。その意味では経営品質的なもの サステナビリティ的なものなど、挑戦すべき規格は数多くある。
常に動いている職場は、このように外部から力で一定時間を止めて、現在やってることを
まとめるということになる。
申請して認定を受ければ事業所内の士気高揚につながることは確実ではある。
時代の最先端を走っている事業所の社員の心理は「我々のやっていることは評価されるの
だろうか?」という不安が内在しており、このような上位規格に挑戦して認定を受けると
意外と満足度は高いのである。
ただし、認定を受けても、ここで止まらずにますます進化することが必要であると助言す
ることも忘れてはならない。
また、課題として、その事業の本当の儲けのコアな技術をどこまで公開するかには考慮を
要する。
ここでの注意点はこのようにすれば最先端業種の事業所は技術の棚卸し策は比較的取り入
れやすいがその過程で、社内の雰囲気がハイテンションになりすぎることであり、それが
原因で離職率が高まることである。(また、そのような雰囲気は苛めにもつながるケースも
ある)。
ここでは、しっかりとした評価制度の確立が効果的であろう。
その評価項目の中で、例えば商品・サービスの獲得件数を建てたらその解約率も抑えるな
どしないと見せかけの数値が伸びることになり将来反動しやすい。
代表的な組み合わせで言うならば
・契約高増強と回収率
・商品の打ち出しと顧客CS(満足度調査)などとなる。
これらはトレードオフ(相反)の関係にあるので、仕事を推進しようとする故の内容の粗
さをもうひとつの評価要素で予防する形である。


4.両タイプ共通の PCDA サイクル


ここからの論述は解説した両タイプ共通に戻る。
これら業務内容、その技術の訓練・評価方法を策定したならば賞与・昇給・昇格評価に連
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動させていくのが、論理的である。
その際に、評価した各従業員との面談は必ず、行うべきである。
そこで、
・今回評価
・次回評価成果の目標
を納得できるまで話し合うことが要諦となる。

 

続く

 

 

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西河 豊 著 株式会社西河マネジメントセンター 監修

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