企業の最終評価は直近まで、売上額と利益率である。
途中、行政の評価で付加価値という概念が作られ、人への投資も必要(人件費)設備への投資も必要(減価償却費)というマイナーチェンジがなされた。
それは、付加価値額=営業利益+人件費+減価償却費という形であり、営業利益を出すために、一旦引いたコスト項目である人件費と減価償却を足し戻すという中小企業事業主にとって分かりにくい公式である。
数値的には、利益と人件費というトレードオフ項目がある。
そこで、数値的な定量目標を外して、多様な人材を集め育成するという人的な評価のみの評価指数を創設してはどうだろうか?
企業の継続性を考え、サイドの条件として事業収支はあっているということを加えてもよい。この提言を事例総括の後に入れている。
以下のibukiの事例は定性的にも定量的にも十分に成果の出ている事例であり、だからこそ事業主了解のもと事例として掲載した。
(事例研究)
ここで、京都府乙訓郡大山崎町の「ibuki」という家具修理業を紹介する。
代表は一柳恵亮氏、42歳である。(個人事業所)
一柳氏は同業種での修行から、2015年に独立した。創業以来、地道に雇用者数と売上を成長させている。創業当初の入社希望者が女性が多かったので、女性のみの現場となった時期もあった。
この事業所の立地は、阪急 大山崎、JR山崎から徒歩20分はかかるという条件の恵まれない立地である。本事業所に関して、当職は開業以来、労務管理面でのかかわりが多く、社員の成長する過程も見てきた。
一柳氏は、この修理業をひとつの技術として捉えて、社員にもそれを伝授しようという熱意がある。社員は社歴を重ねその技術を身に着けていく過程で、明らかに自信のある顔に変わっていく。
2015年に独立時に一柳氏にはこの業界のイメージを一新したい思いがあった。
そこで、修理業をリペアと称して、サイトも見る人に問い合わせの際分かりやすく構成している。
お客さんへがリペアの要望を聞くのに洒落たデザインブックも作った。
ibuki社のサイトは常に顧客視線で更新されている。
爆発的な吸引力を持っており、ほとんどのオーダー
はここが入り口である。いかに表現したら分かりやすいか常にA/Bテストをしているのが良く分かるサイトである。ここ (画像もサイトより)
続く
*新著の配付書店一覧表
*サイト申し込みはこちら
「士業事務所経営 1億円へのエチュード(練習)」
〜スケールの全軌跡〜
西河 豊 著 株式会社西河マネジメントセンター 監修
1,980円(税込み)三恵社 申し込みはここ