(価格&発売日が決まりましたので問い合わせコーナー作りました ここ)
8月のプレゼントとして、10回シリーズでお盆も含めて、お送りします。
ためになる書籍も紹介します。
今回は以下の本から話題を取っています。
NHK大河では、「どうする家康」は信長が死に、柴田勝家も秀吉の破れて、家康VS秀吉の初の戦いに入っていくのだが、このペースで行くと江戸時代まで入れるのかという心配の声が出始めている。
では、問題の徳川家康の築いたものの功罪だが、秩序好きな日本人にとっては「功績」の方を大きく感じるようだ。
しかし、現在の課題となっている労働生産性という面では最も停滞した時代を作った人なのだ。
当時日本にも船で開拓にきていたエスパニアの4分の1程度であったという風に言われている。
この理由を考えると大きく2つある。
・武士という生産に寄与しない階層が一定数を階層の上の方を占めていたこと。
(その立場は今の政府の官僚や行政マンに似ている。)
・鎖国したことにより外国の知識が入らず、また海外との競争もないので、生産プロセスに化学変化が起きなかったこと。
この生産性指標というものは戦国時代のような有事にこそ上がるようだ。
そういう意味では、明治時代にその遅れを一気に取り戻すべく、明治維新後に和魂洋裁で、西欧化を急ぐしかなかったのだ。
もうひとつ家康の功罪と言えるのは事業継承がある程度うまくいってしまったことだ。
・子(子孫)をたくさんなして、その上で、「血のスペア」(紀伊家・水戸家)まで用意したこと
・能力主義をとらず、長子相続性として競争を排したこと
私の結論から言おう。事業継承とは誰が継ぐ課まで含めて、基本的に次の世代に任せるべきである。
トップが創業者として立派すぎるとNidecのようなことが起こるのは自然の成り行きである。
最終結論として日本は江戸時代という270年もづづいた時代を通り越したことにより大きく生産性を落として、世界の中で追い込まれていく。
ただ、治安システムという一転においてはそのノウハウを得た時代だったと言えるだろう。