以下のコラムの要約動画です。
海外進出は、時間の巻き戻しビジネスであると言われています。
かつて、我が国の通ってきた道を一人当たりGDPで測り、当時売れたものが売れるということです。
しかし、ことはそう単純ではなく、
*日本の家電は売る商材は合っていたもののいろんな機能をつけすぎて、東南アジア市場で売れませんでした。これが、今の日本の家電メーカーの苦境を生んでいます。
*インドの財閥TATAはその逆で、インド人は初めて車に乗るので機能はあまり要らんだろうということで、最小限にして15万の車を売り出しましたが、まったく売れませんでした。
車を買うのは資産家層で、資産価値を感じさせるものでなくてはならなかったのです。
この図は、2013年に中国市場進出の6類型として書籍の中で私が取り上げたビジネス類型です。
この中で代理商型(加盟商型 ガーミンシャン)というのは、委託販売にしろ、買取にしろ小売りの棚を貸してもらって販売する形で今でもあります。
中国だけではなく東南アジアで広く行われているのですが、ビジネス類型としては、FCにも似たライセジンングを入れた方が良いのではと思うようになりました。
その理由は、販売商材はものからコト化しており、このライセジングの方が経営に参画できるからです。
世界に目を向けますと業態の新用語が出てきます。
*デイストリビューター
日本語では卸売業ですが、機能面では輸送機能に重きを置いたもので、商品管理や期日管理においては、日本の卸売業に分があります。
日本での使命を終えた卸売業がアジアで復活している事例もあります。
しかし、社会が発展すると、日本で問屋無用論が叫ばれたようにメーカーの直販傾向が強まるのかもしれません。
*フアウンドリー
この業態が主に台湾で力を増しています。
TSMCや、ホンハイ精密工業というのはきいたことがあるでしょう。
これは、メーカの製造の中間部分を受けもつ業態なのですが、その製造工場の多くは中国にあります。
要するにいかなるロット・納期であっても間に合わせるというのが売りであり、そのための人員は責任をもって揃えるという人材派遣業の成長形態のような形です。
日本のメーカーは、ものづくりは、技術力とこの業態を下に見ていたのですが、最近では、資本系列上下になってしまいました。
なお、今回の海外進出戦略においては、小さな流通業(商業・サービス業)の展開を主眼に見ていますので、この2つの業態に深く入り込んいくことは致しません。
テキストの「それでも、小売業は中国市場で稼ぎなさい」で示したビジネス比較図です。
ほとんどの人は下に行けば行くほどリスクを感じて腰が引けるでしょう。
今話題の「越境EC」はどちらかというと上の方です。
では、上の観光客誘致型がリスクがなかったかというと受動的である分、急に売り上げが消えてしまったというようなことも起こるのです。
リスクを感じるということは、それだけ競争者は減っていくということを示します。
待ちの姿勢である限り「砂漠でダイヤモンド」を探す確率になります。
いや、あなたの商材がそれほど光らなかった場合には「砂漠で砂漠の砂」を探すような確率になるのかもしれません・・・
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