中小企業経営者のためのレッスン16
新シリーズです。
過去掲載したものを現在の状況も加味してリライトしてお送りします。
是非お読みください。
インデックス
1.資金繰り
2.キャッシュフロー計算書
3.売上とはリスクとの交換
4.中小企業支援策の体系
5.税制
6.借入制度・保証制度
7.資金調達手段のバリエーション
8.経済産業省補助金
9.厚生労働省助成金
10.事業継承と再生支援
11.単位採算性
12.M&A
13.FC
ラスト3つは伏せておきます。
キャッシュフロー計算書とはどのようなものでしょう?
言葉は知っておられると思います。
キャッシュフロー計算書は営業キャッシュフロー・投資キャッシュフロー・財務キャッシュフローの3つで構成されます。
営業キャッシュフローとはどのようなものでしょう?
営業活動によるキャッシュフローは、商品の仕入や販売など、主に営業活動による現金収支を表したものです。
営業キャッシュフローはプラスになることも、マイナスになることもあります。
営業活動を維持するためにプラスは資金余剰、マイナスは資金がショートしている状態であることを表します。事業の本業の成果として企業にとっては、営業キャッシュフローは最も重要な指標です。
営業活動によるキャッシュフローの構成要素
商品等販売による現金収入(プラス)
商品等仕入による現金支出(マイナス)
人件費の現金支出分(マイナス)
経費のうち現金支出分(マイナス)
投資キャッシュフローとはどのようなものでしょう?
投資キャッシュフローとは、投資活動による資金の流れを示します。
投資キャッシュフローとはとは、株式の購入や売却、固定資産の売買、設備投資などを指します。
事業拡大のための投資活動に、どれだけお金を使ったかというキャッシュフローを表す数値です。
投資キャッシュフローに関する項目には、次の4つがあります。
有価証券の取得による支出(マイナス)と売却(プラス)による収入
固定資産の取得による支出(マイナス)と売却(プラス)による収入
貸付金の貸付による支出(マイナス)と回収(プラス)による収入
3ヵ月を超える定期預金の預け入れによる支出と(マイナス)払い戻しによる収入(プラス)
プラスとマイナスが錯覚しやすいので注意しましょう。
固定資産の取得 マイナス
固定資産の売却 + プラス
財務キャッシュフローとはどのようなものでしょう?
財務キャッシュフローとは、資金調達に関するキャッシュの動きを示します。
財務活動によるキャッシュフロー(財務キャッシュフロー)とは主に、企業の借入金や資本取引についてのお金の動きを示します。
具体的には、「借入金の増加と返済」「社債の発行と償還」「株式発行」「配当金支払い」などが該当します。
・借入(社債発行)による収入(プラス)
・借入金の返済(社債の償還)(マイナス)
・新株式発行による収入(プラス)
・自己株式取得による支出(マイナス)
・自己株式の売却による収入(プラス)
・配当金の支払い(マイナス)
プラスとマイナスが錯覚しやすいので注意しましょう。
返済による資金の減少 マイナス
調達による資金の増加 + プラス
この3つの要素を総合したのがキャッシュフロー計算書で、3つのキャッシュの合計を取ると、資金残高の期首と期末の増減に一致します。
次に、キャッシュフロー計算書を制御できるか?という視点で見てみます。
例えば、売上債権がたつと売掛債権が増加して仕入れ債務がたち、在庫が増えて販売時にはそれが減りと、各間の数字の変化を起こり、管理して行こうとすると、混乱することになります。また、一方が良くなれば、一方が悪化するというトレードオフ関係があります。
よって、このキャッシュフロー計算書は結果でしか使えないのが弱点です。
ポイントは
・売上債権(リード)がたたないと始まらない
・現金化(マネタイズ)を早めないとキャッシュフローは上がらない
という覚え方でいいのではないかと思われます。
その結果、その時点でのキャッシュフロー計算書(営業キャッシュフローの部)が出来上がるということです。
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続く