要約動画です。
STORYは楽しんでもらえればいいのですが、今回の話のサブテーマは事業拡大は才能か?論理か?努力か?ということです。結論から言えば、才能です。人の能力とはそんなに差はありません。
(この総括も徐々にここに付け足していきます。)
全4回です。
作 西河 豊
CAST 遠野木蝶子 井川大作
STORY
5
事業が素人経営でうまく回らなかったうえに、平成不況で、この西陣地区の地価が暴落したのだ。不動産評価は約半額となった。
1年経たずに山村某は事業意欲をなくしてしまったのだ。運転資金で既に1,000万が溶けていた。
そこで、救いの手を差し伸べたのは、隣のいおり主人の蝶子だった。
蝶子は、山村織物の飲食サービスの経営権を買い取る形で相場以上の賃貸料を払うことにしたのだ。これで、京都故宮信用金庫の返済は滞りなくなされることとなった。
蝶子が不動産ごと買い取ることはしなかった。
山村織物の山村武彦が店長であることは変わらなかった。
なぜ、蝶子が不動産ごと買い取らなかったを井川は当時考えたが、多分、西陣での噂に配慮したのだろう。
安価で買い取ったならば足元を見た形になるからだ。
しかし、蝶子の次の行動は井川の予想を超えていた。
なんと、蝶子はやる気を失いつつあった山村織物2代目と婚姻したのだった。
これも西陣では救済のイメージで受け入れられた。
蝶子はこの結婚で一男をもうけうこととなる。
その後、この山村武彦は家出してしまったのか?この西陣界隈ではみかけないようになる。そのことは金融機関人は蝶子の前では言うのを控えた。そのビルも蝶子が実質的な経営者であり、蝶子がいる限り返済は確かだったからだ。
この頃、遠野木蝶子は、西陣地区での他業種展開に出るのだが、井川は乙訓地方の長岡支店に転勤になり、その後の業績などは噂で聞くこととなる。
いおりは時を遅れて、株式会社化して
・園芸店
・飲食店
・ビルメンテナンス業
・不動産業
という4部門の事業展開をすることになる。
井川は蝶子の自らを凡人と思うことを忠実に実行した。なかば出世をあきらめた形だが、もうひとつの努力を忘れずにという方も守るとなぜか昇格試験に受かり課係長に出世した。
そう、いおりの事業展開の話・・・
6
そう株式会社 いおりの事業展開の話
・園芸店
・飲食店
・ビルメンテナンス業
・不動産業
という4部門の事業展開をすることになる。
通常、このようにウイングを広げた事業展開をすると全体での利益率は落ちることになることを井川は金融機関での経験で知っていた。
しかし蝶子さんならうまくやるんだろうな、と思っていた。そしてその通りになった。
実は、この事業、飲食業以外は見事に円環をなしている。
園芸を置くことを、ビルメンテで入り込んでいる事業所や家庭に営業できる。その形も、買い取り・リース・下取りまでも行っていた。
その不動産運用自体がうまくいかなくなると、いおりが購入したり、仲介したりして、次第に西陣経済を牛耳って行った。
そこで、井川は蝶子と出会ったころの法人社長に高額の盆栽を次々売って行く逸話を思い出した。
あれは、法人の決算に食い込んで節税商品のような役割を示していたのではないか?
儲けを全て税金で持っていかれないために・・・(物品の売買を通しているので、違法ではない)ただその真実は最後まで分からなかった。
そして、いおりは、園芸や、木材に到るまで、商品相場が上がる気配があると、思い切った買い付けまで行った。
ヒアシンスが上がると見ると大量に市場で買い付け、中小の花屋に卸すのだ。
こんな、やり方は男性経営者は出来ない。
しかし、それは突然だった。
井川が、小倉支店に転勤してすぐに入った連絡はあまりに突飛なこの西陣伝説の人のピリオドを告げる蝶子の死去の連絡だった。
遠野木蝶子、41歳、あまりに速い人生の終結だった。
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| 〜京都の経営戦略の特殊性を覗く〜 |
〜京都の経営戦略の特殊性を覗く〜
出版社 三恵社
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内容
第1部 補助金に頼らない経営戦略
第2部 政府施策の方向性を知る
第3部 心を整え戦略を練る
第4部 戦略の定石
第5部 京都の経営戦略の特殊性を覗く
第6部 ラ天使のエチュード〜遠野木蝶子のビジネス闘争記〜
西陣織物編、水商売編、不動産取引編(ダイジェスト)ベンチャー育成編、海外放浪編、ベンチャー育成編 後編
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直近巻
「士業事務所経営 1億円へのエチュード(練習)」
〜スケールの全軌跡〜
西河 豊 著 株式会社西河マネジメントセンター 監修
1,980円(税込み)三恵社 申し込みはここ