予約はここ
ここまでは、自社ビジネスをゼロから組み立てていくという観点で説明しました。
しかし、既存事業のコアな部分は変えないで、事業シフトを図っていきたいと考える人もいるでしょう。いや、事業シフトの方が大半でしょう。
その場合の段階を追った手順を説明します。
自社のサービス、商品を非接触ビジネスへ転換するということはひとことで言うと、提供価値を非接触に適合させるということです。
非接触ビジネスと一口に書いてきましたが、非接触ビジネスには段階があります。そもそも非接触ビジネスとは、コロナウイルスの感染拡大を防止するために政府が「3密」を避ける行動を呼びかけたことにより生まれました。
「3密」とは、換気の悪い密閉空間、多くの人の密集する場所、近距離での密接した会話を避けることです。3密回避のために、人との接触をできるだけ削減するために非接触ビジネスが検討されました。非接触ビジネスは大きく3つの段階があります。
①Zoomやテレビ通話、動画配信などを利用した対面での接触機会を完全に無くした形でのサービス提供
②通販やデリバリーなどサービス提供のために商品を届けるが、人同士の接触はないサービス提供
③電子マネー決済などなど対面での接触機会は減少させているがサービス提供は現地で行う。
自社の提供サービスによって、どの段階でのサービス提供ができるのかということを考える必要があります。
非接触ビジネスへの転換を考えるうえで大切なことは、自社のサービスの本質を捉えることです。自社のサービスによって提供している価値を非接触の形へと置き換えることです。また、同時に非接触ビジネスによって失われるものも正しく捉える必要があります。
消費者向けビジネスで考えると、従来は自宅で体験するものと自宅外の店舗や施設で体験するものに分かれていました。これからは店舗や施設で体験するものを自宅で体験するものに置き換えていく必要があります。
このように考えることは何も新しいことではありません。従来からもいくつかの分野で行われてきました。コロナウイルスの感染拡大という状況において急激に多くの分野で取り組む必要が発生したと感じますが、早かれ遅かれ多くの分野において取り組む必要が発生していたと捉える方が抵抗感なく検討ができると思います。
その例を挙げるとすると、テレビゲームがあります。かつてはゲームセンターや喫茶店でしかできなかったテレビゲームは、家庭用のゲーム機が販売されることにより自宅で楽しむものへと変化しました。
その後、対戦ゲームの人気拡大により一時期はゲームセンターへ多くの人が訪れるようになりましたが、現在はオンラインゲーム対戦の普及によって、ふたたび自宅でゲームをするという状況になっています。
テレビゲームの場合には、コロナウイルスの感染拡大とはまったく関係なく非接触ビジネスを実現していたと言えます。また、コロナ禍の環境においては、Nintendo Switch(スイッチ)の場合、任天堂は深刻な供給問題に直面し、多くのオンラインストアで在庫がなくなる事態となりました。
読者の中には、実際に入手できずに苦労された方もおられるのではないでしょうか。
テレビゲームで言えば、そのサービスの本質はゲームをすることであり、ゲームセンターや喫茶店に行くことではありませんでした。サービスの本質は変わらず、サービスを享受できる場所がゲームセンターから自宅へと変化したと捉えることができます。
自社のビジネスを非接触ビジネスに転換していくということを考えた場合のステップの一例をまとめました。多くの場合には、誰も見たことがないビジネスアイデアを考える必要はありません。他社の取り組みを真似ていくだけで良いのです。しかしながら、表面的に真似をしても成功はしません。他社の事例を元に自社の状況に合わせたカスタマイズが必要です。
自社の強みと弱みをもとにビジネスモデルを考える必要があります。特に自社と競合を比べたときの競争優位性がどこにあるのかということを分析する必要があります。分析には、VRIO分析が有効です。
競合他社と競合優位性にある自社の本質的な価値は何であるかということを見極め、新しいビジネスにつなげていく必要があります。
ビジネスのターゲットとして、年齢、性別などの属性を設定するのは当然のことながら、非接触ビジネスの展開においては、初回利用者とリピート利用者、既存顧客のITレベルを設定属性として追加すべきです。
ビジネスモデルによっては、初回利用者へのアプローチは難しいというケースも多々あります。初回は対面にて商品説明を行い、リピート注文のみをECサイトで注文を受けるという方法も有効です。
インターネット販売を行う場合に特に注意しないといけないのが競合の設定です。リアルでの営業活動をしている場合には、同じ商圏にある競合に注意しておけば良かった事業者も日本全国の同業種を注意しないといけなくなります。常に差別化を意識してください。
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